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ボウズの日 [カメラ・野鳥]

今日は食料品の買い物を早々に済ませて、妻はウォーキングに、私はカワセミ撮影に行きました。
カワセミはどこからか飛んでくるといつもの水門の隠れ場所へ入って30分以上出てきませんでした。ようやく出てきたと思ったら、あちこち留まる場所を変えるだけで、また元の隠れ場所へ。しかし、その後全然出てきませんでした。そして私がよそ見をしている隙に水門の隠れ場所からもいなくなり戻ってきませんでした。恋のシーズンを迎え、別の場所でオス、メス集まっているのかもです。ということで2時間用水路に居ましたが、下の証拠写真以外はシャッターを押すこともなく、ただただ待つだけでした。

kazaguruma-club_4906.JPG
(EOS 7Dmk2+EF500mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4XIII、マニュアル露出、Tv 1/4000、Av 5.6、ISO 1250、WB:太陽光、PS:風景、焦点距離 700mm(1120mm相当)、DPP4、トリミング)

カワセミ撮影に関しては今日は収穫ゼロの「ボウズ」でした。

ところで、話は変わりますが、一眼レフやレンズを購入し、色々と情報を教えてもらっているヨドバシのカメラ担当のお兄さんに、カワセミの写真を見せると、コンテストに応募しなよとよく言われます。そのたびに「もっと綺麗な写真、上手い写真があるから、この程度では駄目だよ、まだまだ」と答えています。


最近、ネットで他のカメラマンの「カワセミの餌捕りシーン」ですごく綺麗に撮れているなあと感心した写真がありましたが、その写真が「やらせ」で撮影したものとわかり、興ざめすることになりました。カワセミの写真はトリミングすることが多いので、その際に無粋な「やらせ」の証拠を除いたり、うまく「やらせ」の手法が見えないように撮影しているのだそうです。


カワセミ撮影における「やらせ」手法にもいろいろありますが、撮影しやすい場所の近くに、止まり木を川や池の縁に刺して、その下に小魚やエビなどの餌が入ったカゴを水面(水中)に置いておく方法です。カワセミが訪れる機会も増え、留まる場所、飛び込む場所がわかれば、ピントを合わせやすく、撮影の歩留まりも良くなります。確かに、飛び込む場所がわかっていても腕がなければ綺麗な写真は撮れませんが。


でもね・・・。これじゃ、餌付けしたカワセミの写真ですよね。


今私が撮っている用水路は、止まり木や餌の入ったカゴなどはもちろんありません。カワセミの動き、目線を観察して、コンクリートの護岸から飛び込む場所とタイミングを私自身が計って撮っています。大袈裟に言えば、カワセミと私の感・腕との戦いです。こういうのが生き物を撮る醍醐味だと思っています。だから、ダイブシーンが撮れない、ピントが合わない、そもそもカワセミがほとんど現れずシャッターチャンスの無いボウズの日も、そしてそれが続いても、次回に向けていろいろと考えることが楽しいし、リフレッシュできるのです。

Kazaguruma

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